浮いて沈んで彷徨って

躁鬱病になって11年目なので過去を振り返ってなんとか今をやり過ごそうとしているところ。

病院に行けない病

何故か私は通院している精神科にひとりで行けない

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今回も特に理由はないけど過去に撮った写真を一枚。

 

理由は分からないけれど、今の病院に移る前の大学病院の精神科に通ってた頃は待ち時間も長いし自分自身の具合も今よりもっと悪かったし待合室は負のオーラが漂いまくっていたから、あの場は苦痛に感じていた。

重症な人は暴れてどうしようもないから家族が車椅子にくくりつけるような状態で連れてきていたりとなかなかショッキングな場面に出くわすこともあったし、認知症が酷くて私を誰かと勘違いして話しかけてくる人がいたりとか、言ってしまえば普通じゃない空間だったから行くのが嫌になるのも納得できる。

有名な先生がいるから他県から何時間もかけて来てる人もいるような状態だったから本当に混んでて2時間待つなんて当たり前で、当時の主治医(私自身はあの先生に診てもらえて良かったと今も思ってる)も結構厳しいことを言われるから行って逆に具合が悪くなることも多かった。

 

それでもあの頃はなんとかしてこの頭のおかしい私をどうにか普通の状態に引き戻してくれという気持ちがあったから行けてたけど、それでもひとりで行ったことはない。

今の病院は近所の「町医者」という言葉が割としっくりくるような先生で、結果的には大学病院から今の病院に移ってからのほうが長い。最初は主治医の口調や態度があまりにも医者らしくなくてそれに反発するような気持ちもあったけど、具合が安定してきてからは専門用語を使わず誰にでも伝わる言葉で話をしてくれているんだな、ということにも気付いたし、考え方を改めるいいきっかけにもなった。

今のところここの病院は受付のお姉さんも愛想も良くてしっかりしてるし先生も話しやすいので気に入っている。他の病院に変わる気はないし待合室の雰囲気もそんなに悪くない。

それでも未だにひとりで病院に行けない。 このことを話すのはものすごい情けないし恥ずかしい気持ちになるけど自分でも不思議で仕方ない。苦手意識にしてはちょっと強すぎるぐらいな気もするし。

 

・他の科の病院は行ける

例えば眼科だったり皮膚科だったり、他の病院にはひとりで行けるのに何故か1番重要な精神科にはひとりで行けない。ひとりで行ける時もあるけどそれは年に2回あればいいほう、行ける時はだいたい美容院に行った帰りとか、どこかに出かける前とか病院へ行くことが一番の目的でない時だけ。今年はまだ1度もひとりで行けていない。

なので母親に先に診察券を出してもらって、だいたい何番目で何時頃になるのかを聞いてから父親に車で送ってもらっている。

受付の人も看護師さんも私が病院に来にくいことは以前からずっと分かっているのでその辺りは母親が色々とスムーズにやり取りをしてくれているらしい。

車で行くほどの距離でもないし自転車のほうが早いぐらいなのにそれでもひとりでは行けない。病院の前まで送ってもらえてなんとか入れるという状態。近所の病院にしておいて本当に良かった・・・

比較的調子が良い時でもこれは変わらないので、調子が良くない時は病院自体に行けないこともある。送ってくれようが何をしようが家から出れないとか出たところでエレベーターに乗れないとか、とにかく「病院に行く」ということが私の中ではものすごくやりにくいことのひとつ。

 

さすがに具合が悪いのがずっと続いてるのと、ひとつ前の記事を書いた後にまたものすごく気持ちが悪い方向に傾いてきてしまって、どんな方法でもいいから病院に連れていって欲しいとお願いして、腕を引っ張ってもらいながら連れて行ってもらったような状態だった。

玄関で靴を履いて外に出て、父親の車に乗る時も付き添ってもらって降りるときも一緒に降りてもらってという、まさに要介護状態。

ただ病院についてしまえば覚悟は決まるようで、そこからはもう腕引っ張ってでもとかそんな状態にはならなかった。

結果的に行って良かったし病院に着いてしまえば特に何もないので、昨日も病院に行った後は外食してから帰ってきたほどに気持ちの面では落ち着いていた。いつも診察後は落ち着いていることが圧倒的に多い。なので今日も心は穏やかでそれこそ散歩してきたほど。

結果は良くなることがほとんどだと分かっているのに、家から出て病院に行こうとしても行けないことがとても多いのが自分でも本当に何故なのか分からない。

 

・理由が全くわからない

苦手なことのうちのひとつと考えれば誰だって行きたくない場所があってもおかしくないなとは思うけど、昨日のように自宅から出ることすら困難な状態な時はともかく、普段もなんであんなに行きにくいのか理由も何も分からない。

行きたくない苦手な場所だからものすごい労力が必要でめちゃくちゃ頑張ることになるのでそれが理由なのかもしれない。拒否反応みたいなもの。お化け屋敷は怖いから入りたくないとかそういう感情と同じように。

それにしてはいざ待合室まで辿り着ければそこで待つのが嫌だとかそんなことは思わなくなる。先に診察券を出してもらっている状態なので、待ち時間は長くても30分ぐらいと比較的短いから大丈夫なのかなぁ。

昨日は待ち時間はほぼ無かったけど普段よりは少し落ち着かなくてイライラした。なのでその時の自分の具合によって左右されるのは理解できる。高熱出してる時の内科の待ち時間とかめっちゃ苦痛でしんどいし早く診てくれやー!となるのと同じで。

自分で行って自分で主治医と話をすることでしか治療にならないわけで、なんとか耐えていざ先生と話をすると、その後はものすごくすっきりしていて気分も落ち着いている。魔法かよ

診察後はだいたい、落ち着いて頭の中が整理しやすくなるような感覚?というのかな。主治医の言葉選びや私の質問に対しての返答が的確なのも理由のひとつではあると思うけれど「先生に話をした」とか「具合が悪いことを説明したけど大丈夫だと言ってくれた」みたいな安心感も大きいはず。

誰に言われるよりも専門の医者に言われるのがやはり私にとっては何より一番安堵するし影響力もある。

こればっかりは家族や仲の良い友達よりもやっぱり一番説得力もあるし、主治医に対して「この人は話を聞いてくれる人ではなくて治してくれる人」だと思っているのも割と大きく影響しているのかもしれない。

 

そんな風に思っているのに、病院に行きたくない、行きたくても行けない。

 

なかなか困った問題で、だいたい3週間ぐらいで薬が無くなるから月に1度は必ず行かないとダメなのに、行けない。

今回は具合が悪すぎて自分でも行かないと、と切羽詰まったように思ったから行けた(※ただし要介護状態)けど、次行く時はやっぱりまた行きにくいんだろうなぁ。そろそろ薬が無くなってきたな、という頃になると決まって病院かぁ・・・と漠然と憂鬱になって先延ばしにして今日飲む薬ないで!という日になんとか行くというのをこの数年ずっと繰り返している。

 

最初のほうに書いた、大学病院のほうなら行くのが億劫になるのは分かるけど今の病院は本当に歩いて10分ぐらいの距離なので自転車なら5分もかからないし、予約制じゃないし木曜と土曜午後、日祝以外はやってるので今日無理なら明日、明日無理なら明後日とかなり融通効くのに、行けない。

実際このことを主治医に話したら「病院行きたい!ちょー楽しみ!と思う人なんていない」と言われてそれもそうだなと納得したものの、親に助けてもらってやっと病院に行けるというこの状況が自分でもすごく嫌だなと思っているから、なんとか自然と行けるようにならないかなぁ、と昨日からぼんやり考えている。

 

案外皆さん病院って行きにくいものなんでしょうか。

症状が比較的穏やかな時でもベスト3に入るぐらいの悩みがコレ。